剥落のリスクがある建物はどんなことで判断できるの?
コンクリート建物の剥落リスクを判断する際、見た目で判断できるケースと調査によって判断できる場合があります。
まず見た目で分かるのは、ひび割れ。
最も劣化が分かりやすい状態です。
細かいひび割れから始まり、時間とともに拡大することがあります。特に、格子状のひび割れや、鉄筋に沿って走るひび割れは要注意です。
これらは内部の鉄筋腐食を示唆している可能性があります。
次に多いのは塗装の剥がれ。
外壁塗装の剥がれは、単なる美観の問題だけでなく、下地のコンクリートに問題がある可能性があります。
特に塗装が大きく剥がれている箇所や、塗装の下にコンクリートの粉が見られる場合は、剥落のリスクが高いと考えられます。
あとはチョーキング現象。
チョーキングとは、コンクリート表面が粉状になる現象です。
手で触れると白い粉が付着します。
これはコンクリートの劣化が進行していることを示す重要な兆候です。
そのほかでは打音の変化で発覚することもあります。
コンクリート表面をハンマーなどで軽く叩いたときの音の違いも重要な判断材料です。
健全な部分と比べて、剥落のリスクがある部分は空洞のような音がします。
弊社は剥落のリスクがある建物の修復工事を担当しています。
作業に興味がある方からのご連絡、お待ちしております。