コンクリートの剥落は築何年ぐらいで発生するの？
コンクリートの剥落は一般的に築20年から30年程度で剥落のリスクが高まると言われています。
しかし、環境条件や建設時の品質、使用状況によっては、もっと早い段階で問題が発生する可能性もあります。
例えば、ビルやマンションなどの鉄筋コンクリート造建築物。
こういった建物では、コンクリートの中に埋め込まれた鉄筋が腐食することで剥落につながることがあります。
あとは膨張。
錆びた鉄筋が体積を増し、周囲のコンクリートにひび割れを引き起こすこともあります。
その他では環境要因によって剥落が加速される可能性があります。
例えば、海岸近くの塩害、工業地帯の大気汚染、寒冷地の凍結融解の繰り返しなど。
ただ、近年は建築技術の進歩により、新しい建物ではコンクリートの耐久性が向上しています。
例えば、高強度コンクリートの使用や、鉄筋の代わりに腐食しにくい繊維強化プラスチック（FRP）を用いるなど、様々な対策が講じられています。
しかし、既存の建物、特に高経年のものについては、定期的な点検と適切な補修が不可欠です。
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